議会報告>平成19年定例会>9月定例会質問市の返答

◎総務部長(酒向栄司君) 私からは、市と事業所間との防災協力や連携促進と電子自治体についてお答えをいたします。  まず防災協力や連携促進についてでございますが、災害の規模や状況によっては、行政機関の力だけでは不十分な場合もあり、防災対策を推進していく上においては、市民、事業者、行政が一体となって取り組んでいくことが重要と考えております。前田議員や遠山議員の御質問にお答えいたしましたように、既に幾つかの事業所とか団体と応援協定を締結しておりますが、今後においても新たな事業者等と協定が結べるように努力してまいりたいと考えております。また、議員申されましたことも参考に、連携促進に向けた取り組み方法も検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  

次に、電子自治体についてでございますが、初めに、市ホームページのユニバーサルデザインについては、利用者が検索しやすいように、また見やすいようにしてゆく必要があると思います。しかし、初めての利用者にもわかりやすい、使いやすいということも大切なことだと思います。現在のホームページは、文字サイズが変更できないコンテンツもありますので、順次、文字拡大機能が使えるよう改良を進めてゆきます。また、利用者が使用するパソコンにはインターネットを見るためにブラウザソフトがあり、その中に文字を拡大する機能等もありますので、御存じでない利用者にこうしたソフトの機能説明を加えるなど、だれでも使いやすいホームページとなるよう努めていきたいと思います。  

次に、本市の行政事務等のオンライン利用の現状についてでありますが、現在、図書館の図書の貸出予約と電子入札の2業務を行っております。図書の予約サービスは、平成18年度実績で4,554件中、745件のオンライン予約がありました。また、電子入札は、平成19年4月から本格実施しておりますが、8月までに工事69件中67件、委託業務は172件中17件の利用であります。また、平成19年8月1日から、岐阜県・市町村共同入札参加資格審査受付システムを利用した入札参加資格申請のオンライン受け付けを開始し、9月5日現在、20件の利用がありました。  今後は、講座や各種イベント等の申し込みについて、それぞれホームページでの募集のお知らせに合わせて、オンライン予約の方法を検討していきたいと思います。また、中央公民館やプラザちゅうたいなどの公共施設の予約については、窓口受け付けとオンライン受け付けの条件整備や、キャンセル時の料金対応などの課題もありますので、実施自治体の例を参考に検討していきたいと考えております。  

次に、公共施設等の案内につきましては、現在携帯電話用のホームページでは施設の紹介とともに案内地図を掲載しておりますが、パソコン向けの市ホームページについても、早急に案内地図を掲載いたしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

◎環境経済部長(酒向規男君) 私からは、雇用対策についてお答えをさせていただきます。  ハローワーク美濃加茂によると管内の有効求人倍率は、平成17年度から上昇し、平成18年度においても約1.3倍と高水準を維持しています。しかし、御指摘のとおりニートの問題や企業側と求職側とのミスマッチングにより希望どおりの職にはなかなか就けないという状況もあるそうです。そのため当市も岐阜県人材チャレンジセンターと連携し、34歳以下の若い世代を対象とした少人数のお見合い形式の就職説明会などを実施し、若い世代の就職活動を支援しています。また、ハローワークにおいても情報のデジタル化で就職情報提供のスピードアップを図ったり、美濃加茂商工会議所と共同で企業説明会を開催するなど、できる限り希望に沿った就職ができるよう努力されておりますので、よろしくお願いをいたします。  

◎総務部長(酒向栄司君) 市民、事業者、行政が一体となって、災害に対応するということが重要というふうにお答えをしましたが、行政だけでは災害時への対応、いわゆる発生する前の対応とか、発生してからの市民の御協力も必要ですし、先ほど申し上げました緊急物資等の提供には事業者の御協力とかあとはいろんな支援の部分で事業者の協力というのも当然必要であろうかと思います。現在我々の方で協定を結んでおりますのは、それぞれ先ほども前田議員あるいは遠山議員等の御質問にもお答えしましたように、各協定を結んでおりますが、県内の相互協定とか生活物資の供給協定とか、震度情報に関する協定等あるいは避難所等と、全部で31の協定を事業者あるいは各種団体、あるいは関係市町村と協定を結んでおるわけでございますが、こういったもののさらに充実等も進めながら対応してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。