議会報告>平成19年定例会>12月定例会質問市の返答

◎総務部長(酒向栄司君) 私からは、交通弱者の安全対策についてお答えをいたします。  初めに、わき道から歩道つきの道路に出るとき、歩道の手前で一旦停止するような施策として、法的には一旦停止の規制がございます。しかし、交差点に限らず、安全走行は運転手の義務でありますし、加茂警察署に確認したところ、主要な交差点以外の一旦停止の規制は、必要以外に規制していかない方向であるとお聞きいたしております。法的規制以外の方策としては、交差点手前に注意看板を設置するなど、注意喚起していくことになりますが、いずれにしましても、まずは運転者各個人が安全運転に心がけることが一番必要でございます。  

次に、道路交通法の改正に伴う市民への周知徹底につきましては、今までにも児童・生徒や高齢者などに行っております交通安全教室で周知・指導いたしており、また広報やチラシの回覧などでも行ってまいりましたが、今後におきましても警察等関係機関とも連携を図り、周知をしてまいりたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。  

◎環境経済部長(酒向規男君) 私からは、地球温暖化対策と消費生活用製品安全法についてお答えをいたします。  最初に、レジ袋の削減状況についてでありますが、レジ袋の削減運動は、それぞれ各店舗においてキャンペーンなどを行い、削減を呼びかけられているところであります。先日、市内のチェーンストア数店舖にレジ袋について聞き取りをしましたところ、店舖でのキャンペーン期間などを含め、約10%程度の方がレジ袋を辞退しているとのことでありました。岐阜県では、先月末に新聞発表されたように来年度から3ヵ年計画で県内全域でのレジ袋の有料化を目指す考えであります。この地域も既に県との協議を始めておりますが、今後、事業者と消費者団体等の参加をいただきながら、本格的な協議を重ねていくことになると思います。レジ袋の有料化は、消費者である市民の皆さんの理解を得ることが最も大切でありますので、広報などで情報を提供しながら、積極的に働きかけをしてまいりたいと考えております。  

次に、御提案いただきましたごみの収集量のホームページ掲載についてでありますが、市民の皆さんのごみ減量意識を高めていくためにも早速、表示の方法等を検討し、早い時期に掲載をしてまいりたいと思います。また、先ほど御指摘のありましたようにレジ袋を使わないことが、なぜ環境によいことなのかなどについても、市民の皆さんに御理解していただけるように、市報やホームページ等でわかりやすく紹介してまいりたいと考えております。  

次に、消費生活用製品安全法の改正に伴います現状と対策でありますが、経済産業省の所管の独立行政法人、製品評価技術基盤機構は、平成18年度における製品事故報告件数が前年度比4割増の4,084件で過去最高であったと発表しました。これは小型ガス湯沸かし器による死亡事故など重大な製品事故が相次ぎ、メーカーの製品安全に対する危機感が高まっていることが増加につながったと報告しております。このように全国レベルで日常的に使用する製品の経年劣化等による事故について関心が高まっております。これを受けて消費生活用製品安全法が改正され、平成19年5月から重大な製品事故が発生した場合には、直ちに製造、輸入業者は国に報告し、国はそれを公表することで第2の事故を防止することとなりました。さらに平成21年からは経年劣化による重大事故の発生の恐れが高い製品についても業者がそれに関する情報を消費者に提供し、点検等を実施することとしています。これらの改正内容については、技術的な知識や経験を持たない消費者にとっては大変わかりにくいところもあるため、今後市民にわかりやすく情報を提供し、改正された制度を有効に活用できるよう啓発していきたいと考えておりますのでよろしくお願いをいたします。  

交通弱者の安全対策について一つ、一旦停止等極力ふやさないっていうようなことを伺いましたが、危険な場所というのは把握されているのかどうかというのを1点お伺いします。  あと、レジ袋削減が、調べられたところが何割ぐらいかわからないんですけれども、10%程度ということは、市の収集量も多少減ったのかなという確認は、というようなことがもしわかればお願いします。  

◎総務部長(酒向栄司君) 交差点等の危険な場所を把握しておるかという御質問かと思いますが、当然見通しの悪いようなところはすべて危険ということになるわけでございますが、警察の方としては先ほども申し上げましたように、当然にそういった見通しの悪いところでは、左右の安全等確認して通行するというのが運転者のマナーという部分で、必要以上な規制というのはしていかないという御返事でありましたので、お互いがやはり普段から安全運転には心がけて運転するということが一番必要ではないかというふうに考えております。  

◎環境経済部長(酒向規男君) レジ袋10%減ということを先ほど申し上げましたが、市の収集量にどれだけ影響してきたかということは、まだちょっとつかんでおりませんので。