議会報告>平成20年定例会>6月定例会質問市の返答

 

◎環境経済部長(酒向規男君) 私からは、ごみの処理費用と携帯電話のリサイクルについてお答えをさせていただきます。  まず、今後のごみ処理費用の推移についてでありますが、人口の増加や産業活動の活性化に伴い、ごみの増加及び処理費の増加は避けられないところであると思います。しかし、家庭から出る可燃ごみについては、リサイクルや生ごみの堆肥化などにより、市民の皆さんの御協力を得ながら削減を図ってまいりたいと思っております。平成20年度は、1人当たりのごみ排出量を平成18年度比で5%削減し460グラムを目標としております。  

次に、可燃ごみの処理費用についてでありますが、ごみ袋1袋当たりは6キロで、年間の排出量は平成18年度実績で9,480トンで計算をしております。  処分費の内訳は、可燃物処理運営費分担金3億782万7,000円、施設建設費分担金1億7,864万4,000円、ごみ収集運搬委託料1億235万円、収集袋等作成費1,119万8,000円、集積所管理費416万4,000円、売りさばき手数料271万1,000円で、合計額6億689万4,000円となっております。  

3点目の、プラスチック製容器包装回収の今後の取り組みについてでありますが、ごみの減量化のためにはプラスチックごみの削減が必要であり、レジ袋の有料化もその一環と考えております。しかし、プラスチック製品の再生のためには、不純物選別、破砕、汚れの洗浄、脱水、乾燥、溶融及び固形化などペレットの作成までの工程が多く、処理費用が高額になるのが現状であります。また、再生のために使われるエネルギーが回収されるエネルギーを上回る懸念もあります。今後は、燃料としての再利用を含め、幅広い検討を進めていきたいと考えております。  

4点目の、レジ袋の有料化についてであります。  本市の取り組みとしましては、可茂管内10市町村と足並みをそろえ、9月1日実施を予定しております。なお、参加事業者は現在公募中であり、市内の多くの事業者に参加していただくために、市報や商工会議所の会報、ホームページなどにより公募を行っているところであります。  次に、携帯電話のリサイクル等についてお答えをします。  まず、レアメタルのリサイクルの必要性と効果についてでありますが、レアメタルが使われている製品は、私たちの身近な家庭用品から産業機械、ハイテク分野に至るまで、多く使われていると言われております。議員お説のとおり、貴重な原材料の一つですので、適切なリサイクルに向け取り組むことが大切であると考えております。  ささゆりクリーンパークでは、可燃ごみの焼却炉の底にたまった比重の大きいものを取り出し、溶融メタルとして回収し、レアメタルのリサイクルを図っているところであります。  また、携帯電話の回収につきましては販売事業者が行っているところですが、今後は、その回収率をさらに高めるためにも、携帯電話以外の資源ごみのリサイクルとあわせ、市民意識の啓発に努めたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

◎建設部長(伊藤正勝君) 私からは、議員御質問のうち、化石林公園の整備と美濃太田駅の駐輪場についてお答えいたします。  初めに、化石林公園の整備について、公園の年間維持費用でありますが、清掃、草刈り、低木の剪定等、通常の維持管理費としては、平成19年度の実績で約80万円ほどであります。

 次に公園の位置づけでありますが、平成6年の異常渇水により河床から425本の樹木の化石が発見され、それを機に大規模化石林を身近に感じてもらえるよう、平成10年度から約2.5ヘクタールの親水公園として整備を始め、平成13年4月にオープンしました。園内には化石林の一部を展示しており、また小川の流れ込む一帯では、水が引いたときなど約200個ほどの化石林が姿をあらわすなど、歴史的遺産を直接見たり触れたりすることができる自然環境に恵まれた都市公園として、子供たちの遊びの場、学びの場、そして市民の憩いの場を提供しております。

次に、遊歩道の危険性についてでありますが、園路の分かれ目から石畳に至るその間がごろた石で敷き詰めてあるため、歩きにくくなっております。いま一度、利用者側に立って対応を考えてまいります。  また、休憩所に上がっていくスロープが、雨が降ると滑りやすく、危険であるとの御指摘ですが、対策としまして、まず注意看板を設置し、その後滑りどめの対策を考えていきたいと考えております。これからも、安心・安全な公園管理に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

次に、美濃太田駅の駐輪場関連についてお答えいたします。  初めに、美濃太田駅北口駐輪場は、1階、2階合わせて504台収容可能となっております。平成19年度の年間を通しての利用率につきましては、約89%になっております。そのため、絶対数は足りていると考えております。  

次に、放置自転車の対策ですが、市では1年に1回程度放置自転車の撤去を行っており、一定の期間、動いた形跡のない自転車について、赤色の絵符をつけて移動のお願いをしております。それでも移動の形跡のない場合、10日間が過ぎた時点で放置自転車として駐輪場から撤去し、分庁舎の敷地に一時保管を行い、市の掲示板で告示を行っています。その中で防犯登録をされている自転車は、加茂警察署に所有者の照会を行い、所有者の判明したものは郵送で引き取りをお願いしております。引き取り手のあらわれなかった自転車については、6ヵ月を過ぎた後、ささゆりクリーンパークの方にて処分しております。  

次に、今後の駐輪場の増設計画ですが、放置自転車の監視・撤去を今後も適切に行い、駐輪場から自転車があふれることのないようにしていきたいと思っております。現在は、増設することは考えておりませんので、御理解いただきますようよろしくお願いし、答弁とします。

◎総務部長(酒向栄司君) 私からは、振り込め詐欺被害回復分配金支払い法についてお答えをさせていただきます。  

まず、1点目の当市における振り込め詐欺の被害状況でありますが、私どもで把握できる被害状況は、防災安全課の生活相談員への相談、または電話での相談内容で把握するしかございません。これまで相談を受けた中では、特に具体的な金銭被害を受けられた方はありませんでしたが、詐欺行為の内容としましては、税務署や社会保険事務所、市役所の職員を名乗り、税金や医療費の還付金があるといって電話をかけ、逆に金をだまし取るというものであります。電話を受けた市民の方も不審に思い、市の生活安全推進員に相談され、その後の対応について適切なアドバイスを行ったことで、未然に被害を食いとめることができたと考えております。  

市に窓口を設置することにつきましては、現在、防災安全課に生活安全推進員を置き、市民相談を行っておりますので、この件についても御相談に対する適切なアドバイスができるよう、今後、警察や金融機関等と連携しながら、現体制で対応してまいりたいと考えております。  

3点目の、市民に対するこの制度の周知につきましては、広報紙等で周知してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  

◎教育長(林伍彦君) 有害サイト対策について、私より答弁させていただきます。  携帯による子供たちの有害サイト対策については、社会全体で考えていかなければならない問題として認識しています。  美濃加茂市におきましては、フロム0歳プランの共通実践課題として、平成18年度にはメディアについて取り組みました。青少年育成市民会議が行う「みのかもの子供をたくましく育てるつどい」では、市内の子供たちがメディアについて考え、次のような標語を寄せてくれました。「話そうよ 電話切って 顔を見て」、小学校6年生。「メールより 私の音読聞いててよ」、小学校2年生。また、19年度につきましてはメディアと食を実践課題として取り組み、先ほどの「つどい」の中で、「親子で話そう携帯電話」という話題で親子の話し合いを持ちました。これを受け、市内の中学校では、携帯電話等メディアの危険性と使い方についての話し合いを生徒会を中心に取り組んでいます。  周知につきましては、まず先生方が警察署の方による指導を受け、有害サイトの実態と被害について学んでいます。また、保護者には、家庭教育学級等で総務省のeネットキャラバン隊の方から学んでいます。子供たちには、岐阜県やネット安全安心全国推進会議作成のパンフレットを配布し、周知に努めています。

今後、携帯電話のフィルタリングサービスが定着するよう、大人社会全体で進めていきたいと思っています。

◎環境経済部長(酒向規男君) 私もちょっと認識しておりませんで申しわけないですが、そういったことであれば、改善を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。