議会報告>平成21年定例会>6月定例会質問市の返答

◎健康福祉部長(助川志津雄君) 私からは、新型インフルエンザ対策と介護支援サービスについてお答えをさせていただきます。  

初めに、新型インフルエンザ対策についてお答えをさせていただきます。  電気、ガス、電話、水道などのライフライン事業者に対しましては、担当部署である商工観光課においてそれぞれの事業所における対応状況の確認を行うなど、情報収集を行っておるところでございます。地震や風水害と異なりまして施設への影響はありませんが、職員の欠勤や出勤停止が想定されることから、他の部署から人を回しての対応により事業を継続するというお話もお聞きしているところでございます。その際に、市民生活に影響を及ぼさないよう、事業の継続を要望しているところでございます。  また、現在重点的に行っていることにつきましては、市民への予防及び対応についての情報提供でございます。具体的には、予防のための手洗い、うがいの勧奨と、発生に備えた生活必需品の準備などについて、市民の皆さんに不安を与えないよう配慮し、ポスター、新聞折り込みチラシ、5月25日に全市的にやらせていただいたわけでございますが、その他、ホームページ等により情報提供に努めておるところでございます。  次に、今後の対応についてでございますが、当初想定されました高病原性鳥インフルエンザの場合につきましては、想定される感染者、外来、入院、死亡者はそれぞれ行動計画に記載してございますが、スペイン風邪と同程度で、市内で1万3,000人名程度が感染すると予想しておるところでございます。そこで、今後につきましては、訓練や研修なども必要であると考えておるところでございます。また、感染予防としては、手洗い、うがい、集会など多数の人が集まるところに行くことを控える、参加する場合にはマスクの着用を心がけることだと思っておるところでございます。

今後につきましても、これらについて、市民の皆さんへの周知に努めてまいりたいと考えておるところでございます。  市役所等への手指消毒剤の設置につきましては、市の行動計画で県内発生早期、尾張北部を含めまして県内発生早期に設置するとの考えでございますが、6月1日、大口町での感染者の発生を受けまして、6月1日の夜から市役所を初め公共施設に設置をさせていただいたところでございます。今後、第2波の発生や強毒型の発生も懸念されることから、市民の皆さんに対しまして正確な情報の提供をすること、また、みずから感染を予防するために取り組みをすること、発生に備えた生活必需品等の備蓄をすること、また、発生の際につきましては、パニックにならず冷静に行動していただけることなどの周知に努めてまいりたいと考えておるところでございます。  

次に、介護支援サービスについてお答えをさせていただきます。  在宅サービスで給付額が多いものといたしましては、通所介護施設での食事、入浴などを提供する日帰りの通所介護デイサービスがございます。二つ目には、老人保健施設などで食事、入浴、リハビリテーションなどを提供する日帰りの通所リハビリテーションがございます。三つ目は、福祉施設などに短期入所して、日常生活上の支援や機能訓練を提供するショートステイがございます。このほか、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)や、ホームヘルパーが居宅を訪問し生活を援助するホームヘルプサービスなど、合わせて14項目のサービスが現在ございます。要介護1から要介護5の人が利用できる施設サービスといたしましては、在宅復帰できるようリハビリテーションを中心としたケアを行う介護老人保健施設、常時介護が必要な人を介護する介護老人福祉施設、これは特別養護老人ホームでございますが、また、長期の療養が必要な人のためには介護療養型医療施設がございます。  次に、市民満足度についてお尋ねをいただきました。  市が平成19年度に行いました高齢者等実態調査の在宅サービス利用者の調査結果を例にしますと、サービス量の満足度の回答では、回答数が最も多かったデイサービスの満足度が、「大変満足」と「まあ満足」を合わせますと75.1%、一方、「やや不満」、「不満」は合わせまして3%ありました。サービスの質の満足度の回答でも、デイサービスの満足度は「大変満足」と「まあ満足」を合わせますと68.8%ありました。一方、「やや不満」、あるいは「不満」を合わせました数は3.6%ございました。また、介護保険施設入所者の満足度は、食事、入浴など10項目の「満足」と「まあ満足」を合わせると、平均で74.6%ありました。一方、「やや不満」、「不満」は平均で3.9%ありましたが、市民の皆様にはおおむね満足して御利用いただいていると思っておるところでございます。  

次に、昼間1人の高齢者の安否確認について御質問をいただきました。  平成20年度に、民生児童委員及び自治会等の皆さんが中心となっていただきまして、災害時要援護者台帳登録事業を行ってまいりました。この事業では、ひとり暮らしの高齢者や介護を要する方、あるいは障がいをお持ちの方など、災害時に支援を必要とする方を対象として登録をしていただきましたが、この中には、一部、昼間1人の高齢者の方もございます。数字的にはございますが、数については、そこまでちょっと現在のところ把握しておりません。また、この台帳をもとに災害時要援護者マップも作成したところでございます。今年度は、この情報をもとに、議員御指摘のように、日ごろの見守りと、災害時に支援をする方を決めていただくなど、災害時要援護者を地域の住民で支える体制づくりを社会福祉協議会とともに進めてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、議員御質問の昼間1人世帯につきましては、今後、高齢化の進展や子供夫婦の共働き等によりまして、ますます増加すると予想されます。昼間の安否確認については近隣の方にお願いするのが最善と考えておりますが、実態把握も含めまして、今後、社会福祉協議会や民生委員協議会とも御相談し、今後の方策について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  

◎総務部長(酒向栄司君) 私からは、収納率についてお答えさせていただきます。  まず、収納率が低下することによる市民生活への影響でございますが、納税等の意識の低下により市税収入等が減少すれば財源不足になり、市民への行政サービスの低下へと影響していくことが懸念をされます。このため、住民負担の公平性等の観点からも、納付機会をふやすためのコンビニ収納や口座振替の加入促進等による収納率の向上を図る一方、悪質滞納者に対しましては、滞納処分の強化による差し押さえなど、職員が一丸となってあらゆる対策を講じ、収入確保に積極的に取り組んでおります。  なお、クレジットカードにつきましては、手数料が納付額の1%前後必要ということから、すぐに導入する計画はいたしておりませんが、今後よく研究してまいりたいと考えております。  

次に、滞納者へのルーチンですが、市税の場合には、納付期限を過ぎて滞納となりますと、地方税法の規定により、納付期限以降20日以内に督促状を送付いたします。その後、本人からの何の連絡もなく未納状態が続くと、催告書を送付いたします。催告書には、滞納が続くと滞納処分を受けることになりますので、催告期限までに納付くださいとの一文を記載していたしております。さらに、それでも催告期限までに連絡等がない場合には、所得調査を行い、差し押さえ処分の準備に入ります。最終通知として差押予告通知書を送付しますが、差押予告通知書には、期限までに納付のない場合には、法律の定めにより財産差し押さえを執行する旨を記載して、納付していただくよう最終勧告を行い、何も連絡等がない場合には差し押さえ処分を行うことになります。それまでの間に連絡等があれば、個別相談により納付誓約書を提出していただくなどして分納を促しておりますが、納付誓約が守られていない場合等、悪質の場合には差し押さえ処分を行うことになります。  上下水道料金では、納期限から20日後の督促状発送から、その後4度の催告通知を行い、それでも納付や連絡のない方に対して給水停止を行っております。給水停止は毎週水曜日に20件ほど行い、納付があり次第、速やかに開栓できる体制を整えておりますが、その際に、滞納された個々の事情等により全額を納められない場合には、滞納者合意のもとに納付計画を立て、滞納額の解消に努めておりますので、よろしくお願いいたします。
・・・再質問・・・
新型インフルエンザ対策については、予防マニュアル等、市役所に来庁された方に小さいのでもつくっておいて渡したら、また勧奨になるんじゃないかと思いますが、その点についてお伺いします。  また、高齢者福祉サービスにつきましては、種々今お伺いしましたが、非該当の方に対してのコミュニティーサービスというものが現実にどれくらい機能していて、これも発展させてはどうかと思うんですが、もう少し活用を広げるようなことを考えていただけるのかどうか、お伺いします。  収納率につきましてはよくわかりましたが、滞納分の税金というのは入ってこなかったわけですので、それの補てんというのはされているのか、伺います。  それと、各税目の納期が現実に即してないという市民の声があります。特に年金生活者の方への配慮としまして、年金の支給日は法令で偶数月の15日になっておりますが、固定資産税等は奇数月になっていたりしますので、そこら辺の配慮というのは考えられないかということをお伺いします。  

◎健康福祉部長(助川志津雄君) お答えをさせていただきます。  最初に、予防マニュアルをつくってはいかがという御質問をいただいたわけでございます。現在、御存じのように、市につきましては、広報でありますとか新聞折り込み等で市民の方に周知を図っておるところでございますが、健康課とか保険課へお見えになったときに小型のものを渡せたらいいんじゃないかと思いまして、また検討させていただきたいと思います。  次に、非該当に対する支援でございますが、元気な方につきましては、健寿会でありますとかサロン等でいろいろコミュニケーションを図ったり御活躍をいただいておるところでございまして、今後、サロン等もふやしていきたいと思っておりますし、地域の方とコミュニケーションを図っていただきまして、健康に留意していただきたいなと思っておるところでございます。以上です。  

◎総務部長(酒向栄司君) 滞納分の補てんはどのようにしておみえになるかという話でございますが、滞納分の補てんというのはどういう意味かちょっとわかりませんが、いわゆる予算の中で収納率を見込んで歳入を計上いたしておりますので、その予算に見込んだ税等が入らなければ赤字になるということになります。  それから、年金受給者等の支給日と納期との関連でございますが、今のところ、それに合わせるというようなことは考えておりませんが、年間で4期なりという部分で納期が定められておりますので、申しわけございませんが、そういったものを当然、年度の初め、あるいは最初のときに年額等をお知らせさせていただくわけでございますので、計画的な納付というか、そのための計画を立てていただく中で対応をお願いしたいなと考えますので、よろしくお願いいたします。