議会報告>平成23年定例会>9月定例会質問市の返答

◎産業建設部長(伊藤誠一君) 私からは、多重債務者支援における市の取り組みについてお答えします。  市の消費生活相談室における多重債務に関する相談は、平成21年度が29件、平成22年度が24件、本年度も8月末でございますが、11件ございます。  多重債務の相談につきましては、言葉のとおり、多くの債務が複雑に絡んでおり、その解決については、債務の解消のみならず、生活のための収入の確保も必要としており、最終的には法的な解決をしなければならないものがほとんどです。そのため、当市の相談室におきましても、多重債務の状況をまず本人から聞き取りをしながら、例えば市税の滞納状況を聞き取り、滞納があれば税務課へ連絡し、税務課職員も同席して話を伺い、助言等をするなど、担当課との連携をとることはもちろん、社会福祉協議会の協力や弁護士、法テラスの無料相談などを利用するようにアドバイスを行うなど、庁内外の機関との連携をとり対応しているのが現状であります。したがいまして、当市でも、プロジェクトチームとしての取り組みではありませんけれども、基本的には野洲市と同様の取り組みを行い、多重債務者の方の支援を行っているところです。  また、消費生活相談については、近隣町との連携も現在検討しており、広域的に取り組んでいけるよう対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  (「議長」と呼ぶ者あり) ◎総務部長(伊藤秀樹君) 私からは、滞納者の現状についてお答えをいたします。  まず、1点目の各部署の滞納者数及び金額につきましては、資料1、A3サイズの三つ折りにしてあるものですけれども、そちらの方をごらんいただきたいと思います。  滞納者数は、税、料合わせまして延べ1万3,870人、滞納金額は15億3,278万2,000円であります。税の滞納者数は延べ8,567人、滞納金額は8億5,533万円となっております。料につきましては、全体で滞納者が延べ5,303人、滞納金額は6億7,745万2,000円となっております。  料別につきましては、当該資料で御確認の方、よろしくお願いをいたします。  2点目の滞納者への対応につきましては、納税相談の際に、滞納者から多重債務が原因で市税が滞っているかを聞き出し、対象者には過払い金が返還できる場合があることを説明しております。  本人に過払い金の請求意思がある場合は、債権業者に返済履歴を請求してもらい、その返済履歴をもとに過払い金対象者か否かを判断し、対象者の場合は、岐阜県総務部税務課徴収指導係を通じて県弁護士会に業務依頼をしております。  税務課における多重債務問題に関する人員と対応時間につきましては、相談では個人的な家庭内事情もお聞きすることから、基本的に2人で対応し、過払い金請求の意思が確認できた段階で、税務課担当者1人で具体的な手続について御説明を申し上げております。応対時間につきましては、通常の納税交渉の範囲内ですが、返済履歴を入力する作業には約3時間ほど要しております。また、費用につきましては、基本的に職員の人件費のみであります。  税務課以外の部署につきましては、資料1で御確認をいただきたいと思います。  3点目の各部署の取り組みにつきましては、平成22年6月に税等特別滞納整理対策本部を設置し、収納率向上プロジェクト関係5課で美濃加茂市特別滞納整理計画及び具体的な行動計画を策定し、徴収率の向上及び滞納繰越額の減少に取り組んでおります。  その結果、市税では、現年度の徴収率が平成21年度の96.8%から平成22年度は97.5%に、滞納繰越分の徴収率が平成21年度の16.4%から平成22年度は23.9%に向上いたしました。市税と料を合わせた収納率につきましても、現年度分が平成21年度の96.1%から平成22年度は96.9%に、滞納繰越分が平成21年度の17.4%から平成22年度は20.4%に向上いたしました。  また、税務課では、平成21年10月15日号の「広報かわら版」と市のホームページで多重債務者の納税相談のお知らせをした結果、相談件数は平成21年度から22年度末までに13件ありましたが、平成23年度は8月末日現在、新規の多重債務相談はございません。今後、収納率向上プロジェクト定例会議において情報を共有することにより、債権回収に努めてまいります。  なお、各課の取り組みの状況につきましては資料1を、収納率の詳細につきましては資料2をごらんいただきたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。  (「議長」と呼ぶ者あり)
◎市民協働部長(星野広典君) 議員御質問中、私からは可燃ごみ排出量の改善についてお答えをいたします。  初めに、ごみ1キログラム当たりの処分費の推移についてであります。  お配りしております資料1、可燃ごみ処理費一覧表をお願いいたします。ホチキスでとめてありますA4サイズのものでございます。  平成11年度から平成22年度までの可燃物の収集量、ごみ処理に係る経費、1キログラム当たりの処理費用を示しています。  下から3行目になります。平成11年度は47.8円、12年度は45.3円、13年度は39.1円、平成14年度からは施設建設費分担金が加わり、平成14年度は54.4円、15年度は59.7円、16年度は65.5円、17年度は65.9円、18年度は64円、19年度は64.6円、20年度は66.2円と、1キログラム当たりの処理費用は順番に上昇しており、21年度は68.8円、22年度は69.5円となっております。  
次に、可燃ごみ1袋当たりの重さについてであります。  1ページめくっていただきまして、資料2をお願いいたします。  ごみ袋の可燃袋の小を大に換算して計算をいたしております。これは、容量計算で換算をいたしました。  11年度の1袋の重さは4.59キログラム、12年度は4.6キログラム、13年度は4.67キログラム、14年度は4.62キログラム、15年度は4.61キログラム、16年度は4.61キログラム、17年度は4.53キログラム、18年度は4.59キログラム、19年度は4.63キログラム、20年度は4.78キログラム、21年度は4.75キログラム、22年度は4.54キログラムとなり、1袋の重さといたしましては、全体的に4.6キロから4.7キロとなっております。  
次に、排出量の推移であります。  資料を1枚めくっていただきまして、ごみ質分析表をお願いいたします。  これは、ささゆりクリーンパークに搬入される生活系、事業系のすべての可燃ごみを、ささゆりクリーンパークが分析したものであります。  初めに、水切りによる含水率の変化についてでありますが、ささゆりクリーンパークで美濃加茂市だけのごみを抽出して調査することができませんが、平成22年度の下から2行目、水分量は、平成14年度に次ぐ低い数値を示しております。  次に、水分以外のごみ質についてであります。  議員お説の平成19年度を見ますと、水分47.9%、可燃分38.9%、その他13.2%で、可燃分の内訳は紙・布が49%、生ごみが21%、プラスチック20%などとなっております。  次の資料をお願いいたします。  美濃加茂市廃棄物処理実績表であります。  美濃加茂市から搬入される廃棄物を、可燃ごみ、粗大ごみなど6区分に分類し、それぞれ生活系、事業系ごとに集計を行っております。左から可燃ごみの生活系と事業系、それぞれの種類で集計し、右側に各年度ごとの集計をいたしております。主なもののみ示させていただきますので、よろしくお願いします。  生活系を見ますと、平成11年度は可燃ごみ6,890トン、資源ごみ411トン、資源(ペット・トレイ)が80トンであったのが、平成22年度は可燃ごみ8,941トン(30%増)、資源ごみ219トン(47%減)、資源(ペット・トレイ)は66トン(17%減)となっております。生活系可燃ごみにあっては、平成11年度比30%増となっていますが、平成18年度の9,480トンをピークに年々減少しており、多くの方々がごみの減量を実行していただいているものと考えております。  
次に、資源回収量の推移でございます。最後の資料5をお願いいたします。  資源回収量等の年度別推移であります。これも主なもののみ示させていただきます。  左の欄の新聞紙欄から右側の紙容器欄までの回収量を年度別に示しておりまして、一番右側の欄に合計欄であります。平成11年度は219万5,796キログラム、ピーク時は平成19年度の248万9,522キログラムで、平成22年度は187万6,765キログラムでございました。  
次に、連絡所での紙容器の回収であります。  議員お説のように、みのかも環境まちづくりプランの中で、ごみ抑制プロジェクトが中部台自治会と加茂野ナビ自治会で月1回、試行的に3ヵ月間行いました。今年度も地区をかえて実施する予定であります。回収場所をふやしたり回収回数をふやせば効果はあるというふうに考えておりますが、人的配置や費用など、クリアしなければならない課題はたくさんあるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。  (「議長」と呼ぶ者あり)
◎技術総括部長(丹羽英治君) 私からは、市道の草刈りなどの年間維持費及び草刈りの基準についてお答えいたします。  初めに、草刈り等に要します年間維持費につきましては、平成22年度実績で1,876万892円使っております。  
次に、効率よく年間を通して雑草を刈る基準を設けることができないかという御提案ですが、毎年雑草の多い主要な幹線道路等につきましては、年2回、一括して草刈り等を委託しております。平成22年度実績で、1回目が25路線、面積4万3,810平米を950万2,500円で、2回目が22路線、面積2万7,080平米を567万円で委託いたしました。また、随時要望があるところは、なるべくまとめまして作業を行っております。  なお、クリーンパートナーの団体、土地改良の管理区、各自治会員、近隣住民の皆様にボランティアで除草をしていただいております箇所もたくさんございます。今後とも清掃活動に御理解、御協力をお願いいたします。