議会報告>平成23年定例会>12月定例会質問内容

それでは、お許しをいただきましたので、通告の順序に従い、3項目8点について質問をさせていただきます。さきの質問と重複しております部分がありますが、御容赦願いたいと思います。  まず1項目めに、美濃加茂市の補助制度について。  師走に入りますと何かと出費が多くなります。毎日の生活費に加えて年越しの費用を捻出しようと一生懸命になるのが12月です。そのようなときに、補助制度を的確に利用できればどれだけ助かることでしょうか。せっかくある補助制度を使わずにいる市民がどれだけいることかと思います。  私が受ける市民相談の中で、補助制度についてよく質問を受けます。先日は、市民税非課税のひとり暮らしの高齢者に対する助成についてでした。ごみ袋が大き過ぎてひとり暮らしでは余ってしまうが、小さいのはもらえないのかとの相談でした。早速福祉課に問い合わせると、連絡をいただいたら次回支給分より変更できますとの返答でした。申請書類を見ると「変更可」と書いてありました。行政に対する申請書類は煩雑な上に、申請書類等、市民生活ではあまり縁のないものばかりで、申請するとなると大変な思いをするのも事実です。  また、母子手帳の交付受け付けは毎週月曜日の午前10時から10時15分までとなっておりますが、事情があってその日に来られない人は、後日受けることができます。しかし、その説明はどこにもありません。交付する補助金等は地方自治法において、普通地方公共団体は、その公益上、必要がある場合においては、寄附または補助をすることができる(第232条の2)とあります。その補助を受け取るのは想定外の喜びがあると思います。  そこで、もう少し市民にわかりやすくできないものかと、以下の4点についてお伺いします。  @補助の種類と内容は。当市で行われている補助制度、申請すれば支援を受けられる制度について、種類と内容を各部署ごとにどのようなものがあるのか、お伺いします。  A申請方法は。補助は申請しないと受けられませんが、条件が合わないと申請することもできません。その条件を理解し、自分に当てはまるかどうかの確認をする必要があります。しかし、自分が当てはまるかどうかがわからなければ申請もできません。申請方法はどうなっているのか、お伺いします。  B活用状況は。補助を受けることができる対象者が適切に申請して補助を受けることができているのか、当市では把握されているのか、お伺いします。  C一覧表で市民に周知しては。当市で行っている補助制度を対象者別に受給資格等をわかりやすく一覧表にしたら、市民にとって大変便利ではないでしょうか。そのようなものができないか、執行部の御所見をお伺いします。  2項目め、防災安全対策について。  岐阜県によりますと、平成22年7月15日から16日にかけて梅雨前線の影響により発生した集中豪雨災害、7・15豪雨災害は、県内各地に甚大な被害をもたらし、死者4名、行方不明者2名、重傷者1名、全壊・半壊・一部破損家屋15棟、床上浸水75棟、床下浸水380棟などの被害が発生しました。この7・15豪雨災害の特徴は、短期的・局地的な集中豪雨災害であり、この豪雨災害は台風と違い、あらかじめ予測がつきにくく、その対応は非常に困難である。  岐阜県では、この災害の特徴に着目し、今後の防災体制の強化に結びつけるため、今災害に県、市町村の行った対応や、大規模災害の発生現場である可児市、八百津町の被害発生現場の防災対策について、7・15豪雨災害検証委員会を設置し、さまざまな視点から検証を行い、7・15豪雨災害検証報告書としてまとめています。その中で、短時間強雨の発生回数について書かれています。短時間強雨の発生回数は、この30年余りで増加傾向にあり、直近の12年間平均では5割近くふえております。  この7・15災害の特徴は、東北地方から日本海沿岸に停滞した梅雨前線に向かって、太平洋高気圧に沿って、暖かく湿った空気が流れ込んだ。また、上空の気圧の谷が西日本から東日本へとゆっくり北東に進んで大気の状態が非常に不安定になったと言われています。  また、ことしの台風15号は、美濃加茂市に多大な被害をもたらしました。国土交通省木曽川上流河川事務所の発表によりますと、勢力の強い台風15号からの湿った空気により木曽川流域においては、9月19日からの降水量が白川口観測所で405ミリ、御嵩観測所で385ミリを記録しました。このように局所豪雨は狭い範囲で起こりますので、隣接する地域はその状況が把握できないということが起こります。  そこで、2点についてお伺いします。  @最近の被害の傾向は。今、お伝えしましたような状況を当市ではどのように考えておられるのか、最近の市内の被害の傾向をお伺いします。  1.年ごとの状況、被害、場所は。年ごとの被害状況をお伺いします。  2.中部台との関係は。中部台地を造成したことによる影響は出ていないのか、お伺いします。  3.加茂川の排水能力は。加茂川の排水能力は、木曽川に隣接する樋門を閉めることにより自然排水はストップします。これは、木曽川の水が加茂川に逆流するのを防ぐためと伺っております。そのために、排水ポンプを使って加茂川の水を木曽川に放流することで、加茂川の排水能力を上げ、浸水被害を防いでいるわけであります。しかし、排水ポンプの排水能力を超えて雨が降りますと、加茂川沿いの低地が浸水被害をもたらします。  先日、加茂川の樋門を視察し、国土交通省木曽川上流河川事務所の調査課長に説明を伺いました。そこで、平成23年台風15号による木曽川流域における出水状況速報版をいただきました。そこでは、国交省の取り組みなども伺いました。今回の出水は11.35メートルで、昭和58年災害の13.14メートルに次ぐものでした。現在、当市としては、この加茂川の排水能力はどのようなレベルにあると考えているのか、お伺いします。  4.農地転用との関係は。圃場は出水時の一時的に水をためる役割があると伺っております。そのような圃場が農地転用によって宅地になっております。行政は、宅造によって農地の貯水能力が減少することと水害との関係を把握しておく必要があると思います。その上で道路の舗装を浸透性のものにかえるとかして、災害に強い地域にしていくべきだと思います。  そのようなことを踏まえて、農地転用との関係をどのように考えているのか、お伺いします。  A災害時の緊急連絡は。  1.緊急速報エリアメールの活用は。当市で行っているメール配信サービス「すぐメールみのかも」は、市民の皆様が安全で安心な生活を過ごすことができるように、緊急災害情報、防犯・防災情報、子育て情報、健康情報など、暮らしに直接結びつく情報をお手持ちの携帯電話にメールで配信するサービスで、ことしの4月1日からスタートしました。私も早速登録して活用しております。そのメール配信サービスも災害時にパンクしては、せっかく登録しても役に立ちません。  そこで、メールサービスの混雑の緩和をするためにも、気象庁が配信する緊急地震速報や、国・地方公共団体が配信する災害・避難情報を回線混雑の影響を受けずに受信することができるNTTドコモが行っているサービス「エリアメール」を美濃加茂市でも取り入れてはどうでしょうか。メールサービスと違って、市民は月額使用料のほか通信料や情報料も含め、一切無料で利用できます。電話網のふくそうを防ぐためにも、緊急時の安心の向上のためにも、導入されてはいかがでしょうか。当局の見解をお伺いします。  3項目め、スポーツ振興施策について。  @美濃加茂市のスポーツ人口は。  いよいよ来年、第67回国民体育大会が岐阜県で開催されますが、前回の岐阜県での開催は昭和40年でした。岐阜県では、県民の総力を結集して我が国最大のスポーツイベントである国民体育大会の成功を目指しております。そして、この開催を契機に、一層のスポーツ振興と健康・体力の保持増進、競技力向上を推進することにより「スポーツ王国ぎふ」のさらなる飛躍を図られています。  その国体の一環で、美濃加茂市ではパワーリフティングとバレーボール(成年女子)が行われます。大会の愛称は「ぎふ清流国体」。美しい清流に恵まれた私たちのふるさと岐阜県、さわやかな川の流れのように、人々が出会い、きずなを深める舞台となることを願ってつけられました。合い言葉は「輝け はばたけ だれもが主役」。大会にかかわるすべての人々がきらきら輝き、夢と感動を分かち合い、ともに未来をつくる国体を目指しています。マスコットのミナモも定着し、運動会などではミナモ体操を行いました。いよいよ来年に迫ったぎふ清流国体を前に、美濃加茂市でのスポーツ熱は上がっておりますでしょうか。美濃加茂市のスポーツ人口はどのようになっておりますでしょうか、お伺いします。  1.施設は足りているのか。市内にある小・中学校の体育館やグラウンドなどを活用して各種団体・個人がスポーツを行っております。体育振興会の大変な御活躍で、年度ごとの体育振興の事業も行われており感謝しております。また、「MT夢クラブ21」は65団体が登録し、活発に活動されています。また、各学校施設の利用に際しては、一般開放に伴う児童・生徒への影響を考慮する必要があります。今後のスポーツ振興の発展に伴い増加することも考えられます。現在の美濃加茂市内にある施設の利用状況において、施設・場所の利用状況はどのようになっておりますでしょうか。利用者からの声等は受け付けていますでしょうか。施設が足りているのか、お伺いします。  2.利用日数と利用時間は。前平総合運動場にあるテニスコートは、以前より冬場の夜間照明の時間帯などを変更できないかとの市民からの要望があります。11月ともなりますと、午後5時を過ぎると暗くなりだします。照明なしでは屋外ではスポーツに支障を来してまいります。現在、照明が使えるのは、午後6時より午後9時までの3時間と伺っております。午後4時から午後6時までの間も照明が使えれば、利用者がふえると思われます。体育館等で行われているように手動で電源を入れるようにすれば、費用をかけずに対応ができるように思います。年間を通して午後6時からしか照明が使えないのは、利便性を考えると今後の改善を望みます。各施設での利用者の利用状況はどのようになっておりますでしょうか。利用日数と利用時間をお伺いします。  A利便性の向上は。  1.ネット予約のその後は。私は平成19年の第3回定例会において、公共施設の予約状況をネット上に掲載してオンラインにて予約ができないかと質問しました。そのときの総務部長の返答は、「今後は、講座や各種イベント等の申し込みについて、それぞれホームページでの募集のお知らせに合わせて、オンライン予約の方法を検討していきたいと思います。また、中央公民館やプラザちゅうたいなどの公共施設の予約については、窓口受け付けとオンライン受け付けの条件整備や、キャンセル時の料金対応などの課題もありますので、実施自治体の例を参考に検討していきたいと考えております」でした。  あれから4年の歳月がたちましたが、どのように検討されているのでしょうか。今後の課題等も含めて当局の見解をお伺いします。  以上で、私の質問は終了します。御清聴ありがとうございました。