議会報告>平成24年定例会>9月定例会質問市の返答

◎市長(渡辺直由君) 私からは、産業廃棄物最終処分場に関する御質問にお答えいたします。  私は、仮に事業者から市に計画概要書が提出された場合には、ゴルフ場等開発規制に関する要綱に基づいて慎重に計画内容を審査した上で、市の判断をしていきたいと考えております。また、その判断は、後に審査される廃棄物の処理及び清掃に関する法律など関係法令に基づく県の審査の時点で、市の意見としてはっきり県に伝えていきたいと考えております。よって、仮に計画が進む場合には、現行の法令や要綱により対応していく考えでありまして、許認可権のある県の関係機関とは今まで以上に情報交換等を行い、連携して対処していきたいと考えております。  (「議長」と呼ぶ者あり) 
◎経営企画部長(中嶋正典君) 私からは、地方交付税の支払い延期についてお答えいたします。  金井議員御質問のとおり、特例公債法案が成立しなかったため、9月7日の閣議において、特例公債金が財源となる経費について、政府は一部を除いて予算執行を抑制することを決定されました。しかし、市町村交付分の地方交付税につきましては、執行抑制することなく、満額交付するとそのときに決定されたところでありまして、9月10日に本市も交付を受けましたので、現在のところ、本市に交付税についての影響はございません。  (「議長」と呼ぶ者あり)
◎教育委員会事務局長(伊納太加雄君) 通学路の安全対策についてお答えします。  緊急合同点検につきましては、県道38カ所、市道56カ所の点検を行いました。  児童・生徒の通学の安全を図るために、関係機関が合同で通学路を確認することは画期的であり、すぐに対応できない箇所もありますが、通学の安全が向上することを期待しています。  
次に、ゾーン30に対する認識についてお答えします。  生活道路を抜け道として通行する自動車と歩行者や自転車の事故が全国的にふえていることから、県内では、山県市の高富小学校周辺の0.2平方キロメートル区域内の道路が終日制限速度30キロに制限され、岐阜市や各務原市にも計画があると聞いています。  美濃加茂市では、加茂高校と東総合グラウンドの間を抜ける市道浦廻間下平線の高山線踏切から北の道路で自治会から要望があり、自治会、市、警察で検討しています。  
次に、通学路安全対策協議会についてお答えします。  美濃加茂市に通学路安全対策協議会はありませんが、登下校時に不審者から子供を守る目的で、地域学校サポートチーム合同会議を年2回開いています。  教育委員会、防災安全課、警察の防犯担当、ふれあい安全サポーター、補導員、交通指導員、学校及びPTAで組織され、今年度は加茂署の交通課長様に御講演をいただき、各学校で通学路の安全について話し合い、通学路の見直しを行いました。議員御提案のように、道路管理者にもこの組織に加わっていただき、登下校の子供の安全をさらに図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎総務部長(伊藤秀樹君) 私からは、新庁舎建設計画及び防災対策についてお答えいたします。  最初に、新庁舎建設計画の1点目、本庁舎の構造耐震指標(Is値)につきましては、補強前の0.50から庁舎耐震補強工事の施工により0.72となりました。  
2点目の耐震補強工事の耐久性につきましては、今年度コンクリート強度を測定しました結果、庁舎耐震補強工事に先立ち測定しました平成14年度の強度とほとんど変化はなく、コンクリートの中性化につきましても、外壁側において進行が見られないとの診断結果が得られました。  なお、今回調査を行った業者からは、10年以内に再度、強度確認と中性化試験を行うことが望ましいとの報告を受けております。  
次に、防災対策についてお答えいたします。  
1点目の大型備蓄倉庫が2カ所にある理由につきましては、8地区の防災備蓄倉庫の備品を補完し、大規模な災害に対応するために大型備蓄倉庫を整備しております。  
2点目の災害時の備品の活用想定につきましては、各地区の防災備蓄倉庫に備えつけの土のうやビニールシート等の備品により緊急対応した場合に、不足する備品を追加供給するとともに、避難所を設置した地区へ水・食料や簡易トイレ等を配布することを想定しています。  今後は、新たな被害想定にあわせ、初動マニュアルや避難所運営マニュアルの見直し、備蓄品の有効活用を進めてまいります。  なお、東総合グラウンドに設置してあります防災備蓄倉庫の保存水は、2016年7月が賞味期限で、毛布の備蓄数は他の施設と合わせ約320枚となっております。  
3点目の防災サイトの改良につきましては、改善をさせていただきましたので、一度ごらんいただきたいと思います。今後も、必要な情報をより早く取り出せるよう努めてまいります。  
4点目の、市内の河川全てに監視カメラを設置することにつきましては、予算の関係もありすぐには実施できませんが、特に浸水被害の危険性の高い加茂川に関しましては、加茂川総合内水対策協議会において、夜間でも常時監視ができる高感度カメラの設置について県と協議を進めております。  以上、よろしくお願いいたします。  
◎総務部長(伊藤秀樹君) まず延命化につきましては、先ほど御答弁しましたように、コンクリートの強度をはかった結果、今後10年間は大丈夫というお墨つきをまずいただいておりますし、それからまた今回、新しい庁舎の基金の条例の制定案件を提案させていただいておりますので、また延命化については、今度、ほかの公共施設等もありますので、そこら辺とあわせて検討してまいりたいと思います。  それから備蓄品のリストのホームページへのアップにつきましては、現在、地域防災計画を見直しておりまして、そこで新たな被害想定に基づいていろいろ数値等も変わってきますので、そうしたものがしっかりまとまった時点で上げさせてもらうということで御理解をいただきたいと思います。