議会報告>平成25年定例会>3月定例会質問市の返答

◎技術総括部長(丹羽英治君) 私からは、公共工事の進め方についてお答えいたします。  最初に、公共工事の手順書については、道路、河川、公園の建設基本業務として手順書があり、計画時における説明会や工事着手前における工事説明会を行うことが示されています。  
次に、そのガイドラインは、地域住民に事業内容をよく理解していただくことにあります。  最後に、市民参加については、事業を進めるためには近隣住民を初め地域住民の御理解、御協力が必要であり、そのためには、説明会で出される御要望等についてよく検討した上、対応結果をわかりやすく御説明しながら御理解を得ていかなければなりません。  
先日行われました生物工学研究所跡地利用の説明会については、第1回目の説明会であることもあって、いろいろな御意見、御要望をいただいたところでございます。今後の説明会において対応策をお示ししながら、極力御理解を得られるように努力してまいりたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

◎総務部長(伊藤秀樹君) 私からは、災害情報の発信に関しましてお答えをいたします。  現状につきましては、災害対策本部の設置や避難勧告、災害発生状況等の情報は、岐阜県被害情報集約システムにより県に報告し、県から県行政情報提供システムにより県のホームページや、あらかじめ定められた放送事業者等に提供することになっております。  災害時の避難勧告などを行う場合、市では、市民への情報発信のため、県被害情報集約システムヘの入力のほか、同報無線による放送、ホームページ、ケーブルテレビ、コミュニティーFM、ツイッター、携帯電話による市民メールやエリアメール、広報車などの手段により情報提供を行っておりますが、それぞれ個々に対応が必要なため、いかに迅速に行うかが課題となっております。  また、議員が取り上げられました公共情報コモンズにつきましては、岐阜県において本稼働が本年1月から始まり、報道機関への情報発信が行われていますが、インターネットやメール配信事業者への情報提供は、まだ整備中の段階とのことであります。  
今後は、公共情報コモンズへの活用方法を含め、情報を効率よく迅速に発信するための方法やシステムについてさらに研究を進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。

◎経営企画部長(中嶋正典君) 私からは、市政情報の共有についてお答えをいたします。  まず、公文書管理の現状と課題についてでありますが、現状の公文書管理につきましては、美濃加茂市行政文書規程に基づき、行政文書の管理について基本的なことを定めております。この規程で文書取り扱いの基本方針を定めており、各部署に文書取り扱い責任者及び文書取扱者を置いて、行政文書の処理事務を行っております。文書の事案が完了した文書、または年度区切りの文書につきましては、翌年度までの1年間は各担当部署において管理をし、それ以降は各部署で基準に基づいて文書保存年限を定め、市政情報課に引き継ぎをし、それぞれの文書の保存年限の間は、市の書庫に保管しておく手順となっております。  課題としましては、行政文書は紙媒体が主体であり、災害時には消滅するおそれがありますので、どのように原本を永久保存していくかという保存環境を構築していくことだと考えております。  
次に、市民と共有する情報についてでありますが、公文書の公開につきましては、美濃加茂市情報公開条例に基づき公開しており、この条例第6条では、公開しないことができる公文書、例えば印鑑登録に関する文書や賦課徴収関係資料等の法令及び条例の規定により公開できない文書、あるいは特定の個人が識別される文書、法人その他の団体に関する情報、または事業を営む個人の事業に関する情報など、公開することにより競争上の地位や正当な利益が明らかに損なわれる文書などがありますが、これら以外の公文書につきましては、公開請求に基づき請求者に公開することで、情報の必要な方との情報共有を図っているところでございます。  
最後に、共有方法についてでありますが、現状の情報公開条例に基づいた公開請求による情報共有を考えております。  情報公開請求件数につきましては、平成20年度21件、平成21年度16件、平成22年度12件、平成23年度が11件、今年度は現在までに22件の請求という現状でございまして、請求件数は余り多くはありませんが、この制度の周知を図っていくことで、さらに多くの方への情報提供を行い、情報共有を図っていきたいと考えております。


◎技術総括部長(丹羽英治君) 私からは、公共工事の進め方でございますけれども、公共工事には広域的な幹線道路等の大きな事業から維持管理の修繕等、さまざまな事業がございます。どの事業も関係地域の御理解、御協力が必ず必要となってまいります。  今後、計画づくりから完成後の管理のあり方までも含めて、市民参加のもとで事業が推進できますように努めさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
◎総務部長(伊藤秀樹君) 防災無線の可聴範囲の広域的な再調査につきましては、現在のところ考えておりません。しかし、先ほど議員さん申されましたように、聞きにくいとか、あるいは大きな音がするということでいろいろ御意見いただいておりますので、そうした場合には業者に依頼しまして、再度スピーカーの方向とか角度とか、そういうものを調査してよりよい方向へもっていくようにしておりますので、またその場所につきましては、そうした対応をとらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎総務部長(伊藤秀樹君) 例えば、今言われたような場合ですと、現在は防音壁がある反対側のマストから拾っている分を、逆に今度はその防音壁で遮断されない方向からの音を流すとか、そういう対応ができると思いますので、その辺を調査させていただきます。
◎技術総括部長(丹羽英治君) 発注におけるコンプライアンスマニュアルというのは持っておりません。よろしくお願いします。